ホメオパシーとは、薬に頼らず、よりナチュラルなもの。
自然界の鉱物、植物、動物から原料を採取・生成したレメディを使って、人間が本来もっている自然治癒力をアップし、病気を治そうというものです。
ホメオパシーは現代医学のように症状を押さえ込もうとするのではなく、その症状を体の外に押し出そうという治療です。
ホメオパシーで使用するレメディは薬と違い、自然界にあるものからつくられているため、安全で体に優しく、常習性を持たない特徴があります。
そのため、ロハス(健康と地球環境意識の高いライフスタイル)の価値観を持つ、ロハスピープルの間で人気があり、世界で広く愛されています。
ホメオパシーは、イギリス、ドイツ、フランスで保険の適用が認められており、ドイツ、インドでは大学の医学部のなかにカリキュラムとして組み込まれています。
そして、これらの国では、国家の認定を受けた者でないとレメディを処方することができません。
また、イギリスでは一部の大学でホメオパシーを専門に扱う課程があり、卒業生には理学士号が授与されています。
現代医学で薬を使用するのに対し、ホメオパシーではレメディを使用します。
レメディは、自然界の鉱物、植物、動物から成分を抽出し、その成分を水で薄め、最後に小さな砂糖玉に染み込ませてつくります。
レメディは現物質がほとんど残らないぐらいに薄められていますので、妊婦さんや赤ちゃんにでも安心してご使用いただけます。
本来、ホメオパシーの治療は、現代医学のような 対処療法的なものでなく、病気を発生させた根本の 原因を取り除く根本治療で、ホメオパスと呼ばれる ホメオパシーを専門に行う者がレメディを処方します。

ホメオパシーの治療では、ホメオパシーを専門に行うホメオパスが問診によって、患者さんに最も適合したレメディを選び出します。
お子様や急性の患者さんの場合、比較的短期間で健康を取り戻せるケースが多いのですが、慢性の患者さんの場合、一時的に症状が悪化する場合があります。
これは、レメディが体に悪い影響を及ぼしたということではありません。
人間の体は自然治癒力が高まってくると、体の中に溜まっていた悪いものを外へ押し出そうと激しく働き始めます。人それぞれ症状は異なりますが、例えば、鼻水や汗などの分泌物が増えたり、尿の量が増えたりします。
また、長い間、心の中に溜め込んできた感情がワァーと噴き出し、突然泣き出したりする方もいらっしゃいます。
これらは、本来の健康のバランスを取り戻すために体で起こる作用で、自然治癒力が高まり、健康な状態に近づいていることを意味します。
これらの症状は治療中に必ず起こるということではありませんが、ホメオパシーの治療を受けようとご検討されている方は予め治療の過程で起こりうる症状についてご確認ください。
ホメオパシーの治療では、
(1)症状が上から下へ移動する場合があります。(症状が手足などの末端へ移動する)
(2)症状が中から外へ移動する場合があります。(体内に溜まっていた症状が体外へ排出される)
(3)症状が心から体へ移動する場合があります。
(頑なな心が解きほぐされ、リラックスして、症状が心から体へ移動する)
(4)症状が重要な臓器から、より重要でない臓器へ移動する場合があります。
(例えば、肝臓の痛みがなくなり、咳が出る等の症状になる)
(5)過去の症状が再び現れる場合があります。
(これは、逆順序の法則と呼ばれるもので、過去に患っていた症状に再びかかるということがあります)
これらの症状は一見体が悪い状態になったように思えますが、実は体の自然治癒力が高まり、本来の健康を取り戻す過程で起こっています。
ですから、治療により悪くなったのではなく、むしろ良い結果が出てきたことを意味します。
現代医学では科目が分かれているのに対し、ホメオパシーは科目を問いません。
産婦人科から小児科、精神科・・・とあらゆる科目に対応することができます。
これは、ホメオパシーが「病気」を治療するものではなく、「その人そのもの」を治療する根本治療だからです。
ホメオパシーの治療にも限界はありますが、それは現代医学のもつ幅に比べると大きな可能性を持っています。
現代医学は診断方法についてかなりの進歩を遂げましたが、症状を抑圧させる対処療法が中心で、体質改善・免疫力アップ等に関してはあまり有力なものがないように思います。
そのため、私は患者さんの症状に対して必要な検査をし、そのデータを見て、ホメオパシー、漢方、あるいは現代医学のいずれかから最適な治療を判断し、治療法を決定しなくてはならないと考えています。
症状によっては途中で方法を切り替えなくてはなりませんし、同時併用しなくてはならないケースもあります。
また、他の専門医と協力して、検査は現代医学で、治療はホメオパシーで、というかたちの連携も必要になります。
ですから、ホメオパシーは現代医学を否定したり、対立したりするものではないということ。
そして、現在、かかりつけ医がいらっしゃる方でもホメオパシーの治療を受けていただくことができるということをまずご理解ください。
現在、国内において、ホメオパシーは認知度が低いため、専門医の先生たちがホメオパシーに協力的でない場合があります。
その場合は、患者さんに中心となっていただき、私と、専門医の間で連携を取っていただく。
現代医学で採血やCT等の検査を行って、ご自身の体の状態をチェックしていただきます。
そして、ホメオパシーでは問診により、細かい患者さんの訴えに耳を傾け、治療を進めていくというかたちを取らせていただきます。
例えば、子宮筋腫の患者さんの場合、現代医学では定期的にCTの検査で筋腫のサイズを見ていただきます。
そして、ホメオパシーで生理の状況(痛み、出血度合い、色、粘ちょう度等)、体調(喉の渇き、冷え性等)、本来の患者さんのタイプ(精神的、感情的なもの、食べ物の好み等)をお聞きし、レメディの決定、ないし内服後の状態、経過観察を行います。











