私は、ごく自然にホメオパシーと出会い、そして導かれました。
まず、初めに私がどのようにしてホメオパシーを知り、そして、どのような経緯を経て現在に至ったか、今、どんな想いでホメオパシーを行っているか、知っていただくことからあなたとのお付き合いを始めさせていただきたいと思います。
時は私が研修医だった時代まで遡ります。
私は大学を卒業し、形成外科医として、手術、手術の日々を過ごしていました。
「上手に手術するにはどうすればいいのか?」ただそれだけを目標に研修医時代を送りました。
その後、結婚し、大学院に進むという時になって、C型肝炎にかかりました。
最初はそうとわからず、元来、頑張りやだと自負していましたが、絶え間ない倦怠感と何をするにも億劫になるという事実に焦り、もがきました。
主治医からは、ただ「安静にしておいてください」という言葉しかありません。
しかし、安静にしていても、病状が軽くなるということはありませんでした。動けば微熱が出ます。
そして、大学院での勉強、結婚生活とも全て破綻してしまいました。
「こうなったら、太く短く生きよう! もう死んでもいい!」
と開き直った時、ある先生からインターフェロン療法を薦められました。
毎日、自分で自分の腕に注射を打ちながら診察。
副作用で落ちる自分の髪の毛を拾いながらの診察。診察が終われば横になり、患者さんが来ればまた起き上がる。
こんな生活を続けて、私の肝炎はかなりなりを潜めてくれました。
インターフェロン療法が効果的だったのでしょう。
しかし、体重は30キロ代まで落ち、かつらを付けなければ外に出られない有様。すべての内臓は垂れ下がり、機能が低下。
体はボロボロの状態になりました。
そんなところから、私の第二の医者人生が始まりました。
ハードな手術生活に体がついていけなくなったことから、皮膚科の勉強をして1991年に開業しました。毎日、皮膚科の患者さんを診察して、簡単な手術が必要な患者さんには手術を施しました。
大変な日々でしたが、患者さん、そしてまわりの方たちに支えられ、何とかやっていくことができました。
当時の私は、ホリスティック医療、代替医療をやろうという頭は毛頭なく、現代医学を遂行することに必死でした。
そうして、何年かが過ぎ、初めて現代医学で治らない患者さんがいることに気付き始めました。
お恥ずかしい話ながら、最初は、治らないのは自分の知識、経験不足のせいだと思っていました。
もっと勉強して、経験を積めば治せるようになる。治らない場合は、なんだかよくわからないけど、医学書の通りに、大先生の言われる通りに処方してみる。
そうすると、治る人は治るが、治らない人は治らない。
精神的なことが病気に結びついている方が多いと思ったので、心理療法も学びました。精神分析、NLP、ソリューションフォーカストアプローチ、ハコミ療法、トランスパーソナル心理学・・・。自分が魅かれるものは何でもやってみました(今では私の問診のなかに、これらの心理療法の片鱗が残っています。
今は意識して導入していませんが、身に付いたものは使っています)。
そして、これらを応用することにより、治療の難しい何パーセントかの患者さんの治療が可能になりました。
しかし、やはり、何パーセントかの患者さんはどうしても治療ができない。
「私にはあなたの治療ができないから、もう来ないでください」こう言いたかったのが当時の私の本音だったかもしれません。
しかし、遠まわしにこう患者さんに言っても、そういう方は毎回来られ、同じ訴えを続けます。
こうなると、もっと深い治療をしなければならないと思い、レイキ、ハンズオンヒーリング、クレボヤント、エネルギーヒーリングなどを学びました。
しかし、いくらこういうスピリチュアル系の技術を身に付けても実際の臨床で使う勇気と自信は私にはありませんでした。
現代医学の医師であるということが邪魔をしたのです。
ホメオパシーの治療を学んだのはこんなジレンマに陥っていた、そんな時です。
正直、最初はホメオパシーを治療のひとつとしてしか考えていませんでした。
ひとつひとつのレメディの特徴や、どんな症状のときにそれが使えるのか勉強しました。
ひととおり勉強したあと臨床で使ってみました。
しかし、症状はなんだかよくなったような気はしても、残念ながら期待していた効果とはちょっと違う感覚でした。
症状が良くなっても、その方自身が変化しないという感じです。
例えば、レメディにより胃の痛みが取れたとしても、患者さんは依然として胃がんの恐怖を強く持っていたりする。レメディが深く作用すれば、精神、感情、スピリチュアルレベルにまで変化を及ぼすと学習しましたが、実際はそうではなかったのです。
この症状にはこのレメディが効くという感じに勉強すればするほど、結局、現代医学と何の違いがあるのかわからなくなってしまいました。
現代医学でさんざん勉強しなければならない技術的な考え方がそのままホメオパシーにも導入され、現代医学の薬よりもレメディの方が副作用が少ないということだけなのか?
そんな疑問で頭がいっぱいになりました。このようにいろいろなことを未消化のまま抱えてしまい、海外へさまざまなホメオパシーの勉強に出かけました。
そこで、出会ったのが、現在、私が実践している今までとはまるで違ったホメオパシー。クラシカルホメオパシーです。
クラシカル・ホメオパシーは、クラシカルという名前が付いているように古典的で、ホメオパシーの創始者、ハーネマンの考えにとても忠実なものです。
特徴はひとりの患者さんに1回1種類のレメディを投与するということです。
目の前にいる患者さんのエネルギー状態を把握し、その物とできるだけ近いエネルギーを持つものを自然界から選び、そのレメディを投与するという極めてシンプルかつ難しいものです。
いろいろなレメディを考えなくてよいという意味ではシンプルですが、その人に唯一絶対のレメディを選び出すというのは非常に困難極まることなのです。
しかし、このクラシカルホメオパシーの方法で、最も適合するレメディを患者さんに投与できたときの素晴らしい変化と成長を目の当たりにしてしまった私はいっぺんに虜になってしまいました。
そして、この私が体感した感覚をみなさまにも味わって欲しい。
是非、この素晴らしいクラシカルホメオパシーの方法を使って、「あなたの健康を取り戻して欲しい!
そして、ご自身に起こる変化を体感して欲しい!」そんな想いでクラシカルホメオパシークリニックを開設しました。
いろいろ患者さんの治療方法に悩んだ苦悩の日々。
それがクラシカルホメオパシーに出会うキッカケとなり、出会えたおかげで、私の悩みは一瞬にして解決しました。
自分で満足のできる治療を患者さんに施すことができる。
そして、何より健康を取り戻した患者さんから喜び・感謝のお声をいただける。
私は医者という天職に巡り合えて本当に幸せです。
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